アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由は?宮崎駿が語った意味を紹介!
アシタカが村を出る時に、許嫁のカヤがアシタカに玉の小刀を渡しましたね。
恐らく今生の別れとなることを理解していたため、決意を持ってカヤは渡したのだと思います。
しかし、そんな大事な玉の小刀を、アシタカはサンに渡すために、山犬に投げ渡してしまいます。
これには色々な女性陣から悲鳴と非難の声が上がりますよね。
あれだけ義理を通すアシタカがなぜそんなことをしたのか?
何か意味があるのでは?と思って気になりますよね?
そこで、アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由は?宮崎駿が語った意味を紹介!
この記事で書かれている内容
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由は?
よくカヤから貰った小刀をサンに渡すところで『アシタカ最低!』みたいな意見を目にするけど。
いいんだよ、結局は石田ゆり子から石田ゆり子に渡ってるんだから。#金曜ロードショー#もののけ姫 pic.twitter.com/xHW08sM1Vr
— TAKAHIRO (@endx227) August 13, 2021
アシタカの許嫁であるカヤがアシタカに渡した玉の小刀は、当時の女性からの意味だと、【一生添い遂げる】という意味だそうです。
つまり、カヤは10代半ばの時点で、もう一生合うことのできないアシタカに対して、一生添い遂げる、つまり操を立てるという決意を示していることになります。
それをサンに渡すのはいくら何でもどうなんだ?と思ってしまいます。
ただ、この時代にはああいった宝玉などはなかなか手に入るものではありません。
そのため、アシタカもあの一瞬で渡せるものはあれしかなかったのかもしれませんね。
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由:アシタカとカヤの関係
カヤ「いつもいつも カヤは兄さまを思っています」
アシタカのことを「あにさま」と呼ぶエミシ一族の少女、カヤ。アシタカの妹だと思っていた人も多いのでは…🤭
実はカヤは一族の中でアシタカの許嫁として認められた娘だったんです❗️➡️続く#もののけ姫 #金曜ロードショー #スタジオジブリ pic.twitter.com/LmiE91aQP7— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 13, 2021
カヤはアシタカのことを「兄様」と言うので、妹と思う人も確かに多かったのではないのでしょうか。
恐らく、村の中で兄妹同然の様に育てられたため、昔から「兄様」と呼んでいたのだと思われます。
しかし、アシタカとカヤは昔からの許嫁として育てられていました。
アシタカは次期村長として育てられるため、カヤも同じく時期村長の嫁として、責任感を持って育てられています。
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由:次期村長の妻としてのカヤ
この子カヤで合ってるかな、転けた子を守ろうとタタリ神に挑もうとするのかっこいいってずっと思ってるよ pic.twitter.com/aZuvvcIm8a
— おこめ (@waaaaai_10) April 6, 2016
カヤは時期村長の妻としての責任感があるため、タタリ神が出てきたときに、村の他の娘を守るためにタタリ神に挑もうとします。
それを見たアシタカが意を決してタタリ神の目に矢を射ます。
恐らくアシタカもこの時に呪いを受けるかもしれないという覚悟をしていたのかもしれません。
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由:次期村長としてのアシタカ
ジブリ主人公の中で、もののけ姫のアシタカが1番好き!
序盤のタタリ神との戦いで、手を出したら祟りを貰うと分かってるのに、女の子を救う為に即座に攻撃したところで早くも惚れた! pic.twitter.com/2Tp5vII1Yg
— ヘーボン@マンガ・ラノベ感想 (@kaikun8078) August 13, 2021
アシタカはカヤや他の村人を守るために、全てを覚悟してタタリ神に矢を射ます。
その結果、「死の呪い」を受けて村を出ることになってしまいます。
次期村長として期待を受けていた若者が村を出るというのは、あの頃の時代では今生の別れを意味します。
それを受け入れて、村を去る時のアシタカの心情はいかがなものだったのでしょうね。
自らの呪いを解くためとはいえ、自分の故郷を捨てること、1人で険しい森の中を旅する事は死と隣り合わせと言っても良いと思います。
それを、東北から中国地方の辺りまで旅をするというのは、相当な胆力の持ち主と言えるでしょう。
祟り神から国を救ったもののその呪いを身体に受け故郷を追われる絶望と怒り、自身も祟り神となりゆく痛みと苦しみを背負いながらも許嫁には心配させまいと笑顔を見せて旅に出たアシタカの背中を押すような素晴らしい朝焼けと音楽が流れる、絶望の中に映える美しさがこの映画の最高のシーン pic.twitter.com/6YKFINfjta
— おかま (@skyblueaquanavy) August 13, 2021
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由は?宮崎駿が語った意味を紹介!
「カヤに貰った玉の小刀をサンにあげるなんて酷くない?」という意見がありますが、アシタカはシシ神に呪いを解いてもらえず死ぬ運命にあります。
なので、せめてサンには「生きていて欲しい」という願いを込めて玉の小刀を送ったのではないかと個人的に思っています#もののけ姫#金曜ロードショー pic.twitter.com/0sEJrPbFOb
— カエル(『最弱剣士とストーカー魔法使い』連載中) (@sourikyosei) August 13, 2021
アシタカが、サンに玉の小刀を渡すことには、【相手の無事を祈る】【相手を愛している】という意味が込められています。
アシタカはサンが最後の戦いに挑むためセンチに向かっていることを知り、山犬に玉の小刀を渡していました。
これこそが問題と言われているシーンですね。
カヤは一生添い遂げるために操を立てるという決意までして渡したのに、アシタカはサンにわたるように山犬に投げ渡してしまいました。
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由は?宮崎駿が語った意味を紹介!
もののけ姫がトレンドに入ってますね
もののけ姫で1番グッとくるのは、『私もだ。いつもカヤを想う』と言って大切な玉の小刀を受け取ったアシタカが、あっさりそれをサンにあげて、宮崎駿が『男なんてそんなもん』と言ったところ
大好きです。もののけ姫。 pic.twitter.com/APUalNTg5Q— すー@むねお(踊りと撮りの比重がおかしい) (@kenjifebruary4) August 30, 2019
アシタカの許嫁であるカヤと、サンの声優である石田ゆり子さんも、宮崎駿監督に抗議したそうです。
その時の宮崎駿監督のコメントは、
【男ってそういうものでしょ】
という悲しい一言でした。
宮崎駿さんも、イケメンとかこの時代の男はそういうものだという、生々しい演出の様です。
まとめ
アシタカが許嫁カヤの玉の小刀をサンに渡した本当の理由は?宮崎駿が語った意味を紹介しました。
物凄く悲しい理由でどうなの?と思ってしまいますね。
中には声優は同じ石田百ゆり子さんだから良いんだという人もいますが・・・・
まあそれだけでは納得されない方も多いですよね。
しかし、あの時代は男が中心の時代でした。
光源氏のことなんかを考えると、こんなものなのかなあとも思ってしまいますね。
ただ、アシタカは好きですが、それだけはどうなんだろうと思って仕方がありません。