人道回廊の設置の意味とは何?一時停戦の理由や民間人が避難できる戦争のルールとは?

人道回廊の設置の意味とは何?一時停戦の理由や民間人が避難できる戦争のルールとは?エンタメニュース
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人道回廊の設置の意味とは何?一時停戦の理由や民間人が避難できる戦争のルールとは?

ウクライナとロシアの間で人道回廊が設置されることで一時停戦する。

両国の民間人が避難する間は一時停戦とする。

そういった言葉がニュースで出てきています。

しかし、この人道回廊の設置って一体どういう意味なんでしょう?

何か人道支援とかなら聞いたことがありますが、回廊って何?

そして設置って避難所的なこと?

という疑問が皆さんの中で沸いているのではないでしょうか?

実際に私も聞いた時何のことかさっぱり分かりませんでした。

ただ、これは国連等で使われる言葉なので結構重要だと言うことが調べてみて分かりました。

なので、今回はその内容と、今回のウクライナとロシアの戦争のルールをご紹介したいと思います。

人道回廊の設置の意味とは何?一時停戦の理由や民間人が避難できる戦争のルールをご紹介したいと思います。

>>ウクライナ侵攻による日本への影響!?

 

人道回廊の設置の意味とは何?

人道回廊とは民間人の脱出ルートを意味しています。

英語ではHumanitarian corridorですね。

戦争なのに人道回廊(民間人の脱出ルート)ってどういうこと?

そう思う人も多いと思います。

ではまず人道回廊がどういうものかを解説していきます。

 

人道回廊の設置:意味と目的

戦争において大事なのは何と戦うのか?何を目的としているのか?です。

この時に重要なのは、何を攻撃するのか?ということになります。

そのため、戦争の中で「軍人」と「民間人」は種類が異なるものです。

「民間人」はそこに住んでいる人たちなので、攻撃する必要がないこともあります。

今回のウクライナとロシア戦争の間では「民間人」を攻撃する必要はないわけです。

そのため、この「民間人」を戦地から避難させるためのルートを設置すること。

これを【人道回廊の設置】と言います

非武装地帯の一種と考えてよいと思います。

 

人道回廊の設置:非武装地帯とは?

戦争において非武装地帯というものが存在します。

これは、戦争状態の2つ以上の国がお互いに平和条約や休戦協定を行うことで、軍事的な活動をしてはならないとする地域のことです。

主に国境に設置されることが多いですが、難民を脱出させるための難民キャンプ等の近くにある場合もあります。

 

人道回廊の設置:今まで設置された戦争は?

今までに設置された戦争は以下の通りです。

  • ボスニアヘルツェゴビナ紛争(1992年~1995年)
  • ナゴルノカラバフ戦争(1998年~1994年)
  • グロズヌイの戦い(1999年~2000円)
  • サイクロンナルギス(2008年)
  • 南オセチア紛争(2008年)
  • 北キヴ州紛争(2008年)
  • ガザ紛争(2008年~2009年)
  • リビア内戦(2011年)
  • シリア内戦(2011年~現在進行形)
  • ロシアのウクライナ侵攻(2022年)

 

人道回廊の設置で一時停戦の理由!

人道回廊の設置をすることで、関係のない民間人を避難させるということは分かりました。

しかし、なぜそれで一時停戦になるのでしょうか?

戦争というイメージとして無差別で無慈悲なミサイル攻撃があるというイメージがありますよね。

でも、実際はそうならない理由があります。

 

なぜ人道回廊の設置で一時停戦になるのか?

人道回廊の設置は戦争をしている国同士で決めます。

なぜなら人道回廊とは民間人の脱出ルートとして不可侵のものだからです。

そのため、人道回廊を設置するとしたならば、そこに流れ弾やミサイルが飛んでくるということはあってはならないのです。

しかし、民間人はどこにいるのかというと戦地のど真ん中や、避難できない場所にいることが多いのです。

だから一時停戦になるんですね。

 

なぜ人道回廊を設置するのか?

今回のロシアの目的はウクライナ政府に全面降伏させて領土等を確保することにあります。

戦争において民間人は攻撃の対象にならないことがあります。

今回のウクライナとロシアの戦争において、民間人を攻撃する必要性はあまりありません。

ロシアの起源はウクライナにあると言っている人もいるぐらいです。

なので、ロシアもウクライナ人を徹底的に攻撃したいわけではありません。

ただ有利な条件で戦争を終わらせたいのです。

そのため今回の戦争で民間人を攻撃することはデメリットになります。

 

民間人を攻撃するデメリット

現代の戦争において民間人を攻撃することは非常にデメリットが多いです。

なぜなら国際社会への影響が大きいからです。

例えばこれを見てください。

このように、民間人を攻撃すると必ずSNSで「なぜ罪のない民間人を!?」となります。

そして、他国から攻撃した国は敵視され、国際世論が攻撃した側を批判し、排除する方向にいくことが多いのです。

こういった国際世論はそのまま戦争している国のどちら側につくのか?という話になります。

そのため、相手側が支援されないようにするという意味で、民間人への攻撃はデメリットなのです。

 

人道回廊の設置で一時停戦の期間はいつまで?

一時停戦の期間がいつまでかは決まっていません

ただ、今までの戦争の中では人道回廊の設置から避難と医療行為までをセットにしているように思います。

人道回廊とは民間人の脱出であり、目的は民間人を生かすことにあります。

そのため、避難する人が亡くなってしまっては意味がないんです。

 

人道回廊の設置は何をするの?

民間人を生かして避難させます。

戦争中に民間人がどこにいるのかと言われればまさに戦地にいます。

そしてケガや飢餓、不衛生による病等、健康を害していることがほとんどです。

そのため、民間人を避難させる前後に治療行為が必要になります。

ただ、人数が多いと野戦病院のような形で処置をしないといけません。

その場合はどうしても時間がかかります。

その間に戦争がまた始まったら人道回廊の設置は意味がありません。

だからこそ、一時停戦には一定の期間が必要とも考えられています。

 

人道回廊の設置で民間人が避難できる戦争のルールとは?

人道回廊の設置によって民間人が避難できるということは分かりました。

ただ、これは戦争のルールの一つのようですね。

そのため現代の戦争でのルールというよりは定説のようなものを解説します。

 

人道回廊の設置と戦争のルール:民間人とは

民間人とは軍人ではなく、ただそこに住んでいる人たちのことを言います。

避難民と呼ばれる人たちはこういった人たちが多いですよね。

この動画にあるような軍人の彼女たちは民間人になります。

 

人道回廊の設置と戦争のルール:歴史的施設とは

現代の戦争では歴史的な文化遺産は攻撃しないという配慮がなされるようになっています。

ただ、それは場合によりけりです。

例えば世界遺産と指定されているような施設を壊した場合は、国際世論からの批判や相手国に長年にわたって怨みを持たれるでしょう。

 

人道回廊の設置と戦争のルール:軍人とは

軍人とは昔で言う侍です。

軍人は相手国と戦うために日々鍛え、給料をもらっている職業軍人です。

彼らは戦争で命を落としても文句が言えません。

なぜならそれを承知の上で戦争に従事することを決めているからです。

軍人とは、そのまま自国の戦力に換算されます。

そのため、相手国側としてもこの戦力を落とすことを命題にしているので当然狙われます。

 

人道回廊の設置と戦争のルール:軍事施設とは

軍事施設はそのままお互いの国の戦力です。

そのため、軍事施設などの戦略的拠点は集中的に狙われます。

昔で言う砦や城がこれにあたります。

当たり前ですがこういった軍事施設を効率的に落として相手の戦力を削いでいくのが戦争です。

逆に先ほどの歴史的施設などはこれに当たらないため、不用意な攻撃は必要ないものです。

 

まとめ

人道回廊の設置の意味とは何?一時停戦の理由や民間人が避難できる戦争のルールを紹介しました。

本当に戦争は良いことがありません。

良いのは仕掛けて狙い通りに勝利して目的を果たした側のトップぐらいのものです。

現地ではたくさんの人が命を落とすことになります。

ウクライナとロシアの戦争でも民間人やそして子供達が被害にあっています。

今回の人道回廊の設置はその中でも喜ばしいものです。

ただ、早くに戦争が終わってくれることを願うばかりです。

人道回廊の設置の意味とは何?一時停戦の理由や民間人が避難できる戦争のルールを紹介しました。

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